うちの夫は心配性なので、こつこつ社会人になったころから貯金をしています。
そこそこまとまった額になっているようですが、最近の、年金だけでは老後2000万円不足するという報道も、その心配性に拍車をかけていて、一緒に暮らしていると疲れることが多々あります。
たとえば、結婚したばかりの頃、彼がたまたま電話をとりついで、よく聞こえなかったので、トイレに来て説明してくれたことがありました。
たまたま手にトイレットペーパーをちぎって持っていたために、「え!そんなにトイレットペーパーを使っているの?拭くのには1ブロックあればいいでしょ?使いすぎ!」と言われてわが耳を疑ったことがあります。
また、夕食の材料は夕方にスーパーに行き、値引き品を買ってくるのが至上の喜び。そのために、朝はチラシを目を皿のように読み込み、その日の狙いをつけてから出社します。
味噌やオリーブオイルなども、切れているかチェックして、それからやっと買う、といった感じで、予備を事前に買っておいておく、ということは基本的にしません。
缶詰めなどの備蓄用食品も、月に2度のポイントデーのみに買い込みます。
買い物を率先してやってくれるので、楽と言えば楽なのですが。
職場での人間関係でも、そこそこ役職が付いていても、基本的に割り勘です。
というのもお酒を飲まない人なので、割り勘でも相手が得をしている、というのが根拠のようです。
わたしの職場は、年配者が多めに払ってくれるので、少しケチ臭いと思ってしまいます。
確かに二人の将来のために、節約してくれているのはありがたいとも思いますが、人間関係をスムーズにするため、ここは見栄をはるところでしょうというシーンまで締まり屋さんであることは、わたしは少なくとも恥ずかしいと思っています。
しつこく言うと、その時は妥協してくれるのですが、何も言わないと、他者にどう思われようと締まり屋な部分が前面に出てきます。
こちらも欲しいものが欲しいと言いにくくて、どうしても欲しいものは自分のお金でこっそり買っています。
もう少し、この節約ぶりを緩めてほしいものだと思っています。